当研究室 小川 達郎さんの論文がInternational Immunology誌に掲載されました。

当研究室 小川 達郎さんの総説がInternational Immunology誌に掲載されました。

Macrophages in lung fibrosis 

Tatsuro Ogawa, Shigeyuki Shichino, Satoshi Ueha, Kouji Matsushima
International Immunology 2021 July 16

肺線維症の病態形成において重要な役割を担うとされる肺組織中のマクロファージに関して、分類や起源から近年の報告、今後解明が求められる点について記述した総説です。

モデルマウスやヒト検体におけるシングルセルトランスクリプトーム技術を中心とした解析により、線維化肺では非常にヘテロなマクロファージ集団が形成されることが明らかになりました。各マクロファージ集団の肺線維症における役割や由来を解明することは新たな治療戦略の提唱につながると期待できます。