2023年3月29日に当研究室 青木寛泰さんの論文がCancer Immunology Research誌に掲載されました。

Clonal spreading of tumor-infiltrating T cells underlies the robust antitumor immune responses

Hiroyasu Aoki, Mikiya Tsunoda, Haru Ogiwara, Haruka Shimizu, Haruka Abe, Tatsuro Ogawa, Takaya Abe, Shigeyuki Shichino, Kouji Matsushima, Satoshi Ueha

Cancer Immunology research, 2023年3月29日

がん免疫療法の治療効果を予測する手法の開発が求められる中で、胸腺でのT細胞受容体遺伝子再構成によって生成された多様なT細胞クローンのコレクション (T細胞レパトア) は、抗腫瘍免疫細胞応答の評価指標として注目されてきました。当論文は、T細胞受容体配列の網羅的解析技術 (TCR sequencing) を用いて担がんマウスのT細胞レパトアを解析することにより、抗CD4抗体および抗PDL1抗体投与後には多様なT細胞クローンの穏やかな増殖 (Clonal spreading) が生じることを示しました。

https://doi.org/10.1158/2326-6066.CIR-22-0517

https://www.tus.ac.jp/today/archive/20230327_1515.html

https://www.tus.ac.jp/en/mediarelations/archive/20230329_5810.html