当研究室 寺島裕也 講師の論文がnature communications誌に掲載されました。

当研究室 寺島裕也 講師の論文がnature communications誌に掲載されました。

Yuya Terashima, Etsuko Toda, Meiji Itakura, Mikiya Otsuji, Sosuke Yoshinaga, Kazuhiro Okumura, Francis H. W. Shand, Yoshihiro Komohara, Mitsuhiro Takeda, Kana Kokubo, Ming-Chen Chen, Sana Yokoi, Hirofumi Rokutan, Yutaka Kofuku, Koji Ohnishi, Miki Ohira, Toshihiko Iizasa, Hirofumi Nakano, Takayoshi Okabe, Hirotatsu Kojima, Akira Shimizu, Shiro Kanegasaki, Ming-Rong Zhang, Ichio Shimada, Hiroki Nagase, Hiroaki Terasawa & Kouji Matsushima
Nat Commun. 2020 Jan 30;11(1):609.

当研究室で2005年に発見し、機能解析を進めてきたケモカイン受容体シグナル促進分子FROUNTが腫瘍促進性マクロファージの遊走、活性化を介してがん増悪化に関与することを明らかにしました。
FROUNT阻害剤を探索する中で、既存嫌酒薬ジスルフィラムがFROUNTを阻害して抗がん作用を発揮することを見出しました。
さらにジスルフィラムの投与により免疫チェックポイント抗体と相乗的な抗腫瘍効果が得られるという知見をもとに現在、国立がん研究センターと共同でがん患者と対象とした臨床研究を実施しています。

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